共生・共助の社会(まち)づくり「自然派宣言」
幼少期の自然体験
私は小さい頃から動物が好きでした。というより、自然に好きになったのかもしれません。
家は農家、まわりは、山、川、たんぼでした。
ヤギを飼っていて、乳をしぼってみんなで飲んだり、余った分は、乳どうふをこしらえて食べました。(私が生まれた頃は乳牛がいたそうです)
貴重なタンパク源でした。
子供を産み、私もよく世話をしました。
又、近くの川では、ウナギやエビ、アユなども水泳をしながらよくつかまえたものでした。
でも今は、川で泳ぐことは禁止され、子供はプールで泳ぎます。
自然の中にとびこんでいくということが、大人の都合で今ではほとんどできなくなっています。
子供から大人となる過程で、自然とどれだけかかわってきたかということは重要であると思います。
1.自然とのつきあい
私の考え方の第1は自然とのつきあいをなくしてはいけないということです。 人間は、自分たちだけで生きていけるはずもなく、地球上のあらゆる生物、植物、水、空気、土壌、などと共に生きています。
地球温暖化、オゾン層の破壊問題、生態系(エコシステム)の変化、日本固有の種の減少、など、人間にとっても危機的な状況はますます、大きくなっています。
山が荒れ、田舎で生活する方々が減少したのか、今、田舎、山では、もちろん里山付近も含め、鳥獣被害が増大しています。
さる、いのしし、鹿など、家の近くまでやってきて、果樹や野菜、稲などまで被害に遭っています。
徳島県、上勝町では、ゼロウエイスト宣言(ゴミゼロ)が全国で初めて行われました。
素晴らしいと思います。上勝町は、他にも、「いろどり」という、どこにでもある、「つまもの」で、高齢化が進むまちに、全国から注目される、システムを作りました。
今では、タブレットを片手に、ご高齢の方々が、しっかりと収入を上げています。
良好な自然生態系のおかげで、私たちは生かされています。そういう意味では、核とは共存出来ないと思います。
核は、人類が作り上げた破壊兵器です。自然界には存在しないものに、振り回されてはいけないと思います。人間の生命そのものがどうなるかの大きな課題です。
福祉社会
考え方の第2は高福祉社会を構築していくこと、そして将来に対して希望と安心が、享受できる政策をうち立てることです。
“まちづくり”には必ず社会的に弱者といわれる方々(障がいのある方々、子供、高齢者など)の意見を取り入れることが大切です。
東日本大震災を経験し、私たちはできることはやっていくことが重要だと痛感しました。行政の力、助けももちろん必要ですが、ともに地域社会の中で助け合い、そしてともに生きていく「共生・共助の社会」が重要だと考えています。
平等な社会の実現
考え方の第3はあらゆる差別をなくし、人権を確立しそして、平和でみんなが安心して暮らしていける国際社会をの実現をみんなで考えることです。
今、世界的に人権、性差(ジェンダーフリー)、障がい者、子供などの差別解消に向けたとりくみがなされています。
日本も国際条約に批准したり、法律をつくったりしていますが、世界的には各地で紛争がおき、罪もない、子供たちが死んだり、飢えに苦しんでいます。
男女共同参画社会の実現、子供の権利条約の理念の徹底、ユニバーサルデザインの徹底など、やるべき課題はたくさんあります。皆様と共に考え行動したいと考えています。
今は、狭山闘争、第3次再審闘争に勝利し、石川一雄さんの無罪を勝ち取る闘争に連帯して頑張ります。